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‖「銀木犀 CM short version」

ave;new feat.佐倉紗織
written&composed by 佐倉紗織(ave;new)
arranged by a.k.a.dRESS(ave;new)


  
‖「銀木犀 inscribe CM version」

CM voice by 佐倉紗織



  
 ‖Making Report

いよいよ制作も佳境に入ってきたニューアルバム『inscribe』
そんな最中、メンバーに制作中や収録中のエピソード、楽曲の魅力についてリアルタイムでレポート!
レポーターは私、マネージャーの芝井が務めさせていただきます。

第1弾は初の作曲を担当し、シンガーソングライターとして新たな表現活動に踏み出した佐倉紗織に、
「銀木犀」について聞いてみました。


それではCM versionとともにお楽しみ下さいませ!


■その名は「ぎんもくせい」

初の作曲という事で、ave;new内でも注目されていた「銀木犀」。
ただなかなか見覚えのない漢字の羅列で、発表時に読めない&わからない人が続出した為、
本人にストレートに聞いてみました。


----「銀木犀」って何ですか?あと何て読むんですか?

「ぎんもくせい」です。
(・ω・)芝井さん、こんなのも読めないの?
。。。ウソです!!カレーを投げつけないでください!!

「銀木犀」はですね、花の名前なんです。
「金木犀」という花はみなさんご存知なんじゃないかな?
その仲間の、白くて小さくて可愛い花なんです。

花言葉は「初恋」そして「唯一の恋」。
実はこの花言葉が詞の方向性を決めてくれました。
みなさんもこの機会にぜひ覚えてくださいねっ。ねっ!!
----なぜそのタイトルに?

「銀木犀」は、「友達の想い人のことを好きになってしまった女の子の気持ち」を描いた曲です。
どちらも大切な友達で、今のままでいたいから、秘めたままの片想い。
そんな恋心を、優しくさわやかに歌にしたいと思いました。

そこで、最初にこのタイトルをつけたんです。
金木犀の花は香り高いことで有名ですが、銀木犀は、金木犀よりも淡い香りの花。
大切な友達が華やかな金木犀なら、私は銀木犀。
秘めた切ない恋心を、一番になれない優しい花というイメージに重ねています。

実は、この「銀木犀」というタイトル…デモの段階でdRESSさんに「わかりにくいかもね」と言われていたのですが、
どれだけ考えても、私はどうしてもこのタイトルをつけたかったんです。
ひらがなやカタカナにすることも考えたんですけど、この曲は「金」ではなく「銀」であることが大きなポイントなので、
一番イメージに合っている漢字を使いました。
そんな、わがままなタイトルなんです(笑)


----「銀木犀」に込めたもの

この曲の主人公は自分の片想いに誇りをもっているんです。強い子なんです!
デモを聞いていただいたときに、dRESSさんに「一番になれなくても、自分にとっては一番なの!ってことだね。」
と一言でまとめられちゃったんですけど(笑)
まさにその通りなんです。
だから、言えない想いを歌っているけれど、あくまでも明るくポジティブになるように心がけています。
その中で、思わず切なくなっちゃうのはどんなときだろう?とか、それぞれの場面の情景を細かく突き詰めて、
リアルな、小さな気持ちの変化を感じられるように、取り組みました。
私のとても素直な気持ちを表現した曲になったと思います。


■レコーディングです!

いいね、「銀木犀」熱いね!!
これは是非レコーディングにも行かねばなるまい。

そしてやってきたレコーディング当日。
とりあえず気になったのでいきなりアタック。


----あれ?今日雰囲気というか、服装がいつもとちがいません??

白いワンピースでテンション上げてきました!
白い花だから。。。単純ですみません。
恋する乙女といえばワンピースです。ワンピース似合わないんですけどっ。

ああ、なるほど。テンションは大事ですよね、わかります。
それじゃレコーディング行ってらっしゃい。




・・・数時間後・・・



ぉ 終わった。
早速、突撃。


----長かったですねー

「銀木犀」は、実は長めの曲なんです。そして、その中の歌が入っている時間もまた長いんですよ。
構成まで自由に決めさせていただいたら、どんどん長くなっちゃいました…。
↑でお話しした歌のプランにこだわって歌うことができたと思いますし、
スタジオで根本さんにディレクションしていただいて新しく生まれた表現もあります。
ぜひぜひ、歌にも期待しててくださいね!

持ってきたかりんジュース(かりんジャムをお湯で割って蜂蜜を入れて冷やしたもの)が、いつもは足りるんですけど、足りなくなっちゃって。
かりんの果実だけが残って「飲み物」じゃなくて「食べ物」みたいになってしまって、むせました(笑
仕方なくお水で更に割って…うすーい味のかりんジュースで頑張りました!。。。ってどうでもいいですね(;ω;)


----自分の作曲した曲を歌う、如何でしたか?

自分で書いた曲だったので、とても感情移入しやすかったです。
歌うときには他の曲と区別して考えたことはありませんが、結果的にはちょっとだけ違うところがあったかも?です。

今までは、まず曲から感動をもらって、
そこに自分なりの解釈を加えることで情景や感情を伝えたい、という意識で歌ってきました。
それは私にとって「役作り」みたいなもので、色々想像して表現を作っていくのは大好きだし、
その過程があるから私が歌う意味があると思っています。

それに比べて今回は、このメロディとこの言葉で伝えたいメッセージがあるから、
こういう表現をする!と自然に決まる部分がたくさんあって。
私自身のままで、自然と役に近づけたような感じです。
順番が違うだけで、小さな違いですが、そこに新しい発見がたくさんありました。
歌うこともますます好きになれた、とても充実した制作でした!
レコーディングも上々のようで、終始ご機嫌な佐倉氏でした(笑)


さて長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回も楽曲にまつわる、あれやこれをお伝えしていければと思いますので、
ゆっくりしていってもらえると嬉しいです。


それでは最後に佐倉紗織からメッセージを。


「銀木犀」は「秘めた想い」を描いたっていう話をしたんですけど、それって実際はめちゃめちゃ辛いと思うんです。
もし私だったら明るくはいられないと思うし、同じシチュエーションじゃなくても切ない恋をしてる人はきっとたくさんいるんじゃないかなぁ。
だからこそ、言えない片思いの中にある幸せや優しい気持ちをめいっぱい感じられる曲を作りたいと思いました。
この曲は、頑張って恋してる人、だれかのことを大切に想ってる人に特に聴いてほしいなぁって思います。
聴いてくれる方が元気になれたり、勇気が出たりしたら、最高に嬉しいですっ!

まじめにお話ししてきましたが、「銀木犀」が完成したこの嬉しさはもう、言い表せないくらい大きいです!
さおりのつくったメロディが初めて作品になった、この曲。
dRESSさんの編曲で、もっと優しさに溢れた素敵な曲になりました。ありがとうございました。
たくさんの方に聴いていただけたらいいなぁって願っています。

この「CM version」で聴いていただけるサビは、この曲の中で一番最初にできた部分で、主題のような存在です。
早くフルバージョンを聴いていただきたい気持ちでいっぱいですが、まずはCMを楽しんで聴いていただけたら嬉しいです!
(´・ω・`)この喋ってる人…邪魔なんですけど…。



・・・邪魔なんだ(笑)

それではまた次回!!(文責 芝井)
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